なぜ我が家は中学受験を選んだのか
娘の中学受験は低学年のうちから考え始めました。幼稚園ではクラス20人のうち5人程度が小学校受験をする地域でしたので、私立の小学校への入学は全く考えておらず驚きました。
話を聞くと「中学受験の塾代を考えると小学校から私立に行かせる学費も変わらないから小学校受験する」と聞いて、なるほどなぁと思いました。(近所の入りやすい付属小の場合です。)
小学校は私立ではなく公立に進学をさせた理由は、私自身も高校までが公立でしたし、様々な家庭環境のお友達と純粋な気持ちで過ごせるのは小学生の時が一番だと思ったからです。
小学校が家からとても近かったので、お友達の家も歩いて行ける距離で遊びに行きやすく 心配性なのもあり、習い事に関しても目が届く範囲で過ごさせたかったというのもあります。
では高校受験ではなく、なぜ中学受験をさせようとしたか。当たり前ですが本人の希望ではありません。
娘の性格
娘は幼稚園の時からクラスの中で一番のんびり・おっとりしていて、縦割り保育だったのでお姉さん達に身の回りのお世話をしてもらっていました。朝も弱くて起きられないので、毎朝制服を着せてあげて。送迎バスにギリギリ走って通う毎日。
運動神経も悪く、スポーツクラブに入ったけど運動が不得意で体が硬く、体を思うように動かす事が出来ない娘を見ているだけで痛々しかった。他のママさん達は「癒される」「可愛らしいね」って笑ってくれていたけど、当時の私は必死な思いで、ただ恥ずかしい、もっと上手になって!何で出来ないんだろう?と良くない感情が渦巻いていました。
小学校に入ってからも運動が苦手で徒競走も毎年ビリでした。
学校から帰りながら友達と歩いていて縁石を歩いただけで転び、校庭でゲームしながらでも転び、捻挫で整形外科に通院することも多かったです。
大縄跳びでは必ず足を引っ掛けてしまうので、学校の中でクラス対抗で争う大会が行われるとクラスメートから責められるという感じ。先生も熱くなっていたので、娘にとって体育の時間は辛くて苦手意識を植えられてしまいました。
この日本の学校の教育の仕方と、先生方がとても忙しく、余裕がない社会に疑問を持ち、中学校は私立の環境で教育観念が同じようなご家庭の生徒さんと過ごした方が、ちょっとだけでも違うのでは?娘は学生生活を幸せに過ごせるのではないかと気持ちが傾いていきました。
発達障害?内申点への不安
忘れ物もクラスの中でダントツに多かったので、先生からの印象も悪く、公立中学に進学をした場合は内申点の不安がありました。
宿題をせずに登校するなんて考えられないのですが、娘のトイレ事情で学校から帰って来るとすぐトイレに籠ってしまいました。長く入っていることが多く、その後宿題をどれだけ煩く注意をしても寝る時間までに完璧に終えられませんでした。ですので、心身に発達障害があると疑い、次女が通っている療育センターの発達相談支援の先生を訪ね、相談をしました。
相談員の先生が話を聞いてくださって、最後に学校の成績を聞かれ、算数は普通で国語と社会の成績は良かったのでそれを伝えると「性格です…」そこで終わりました。
次女は生まれながらの染色体異常で知的障がいがあるので、長女は学校をギリギリでも遅刻せずに通常級に通えて、その上着席をして授業を受けられている。それだけでも違うかも…とは思いました。
[chat face=”man1″ name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]性格なのだとしたら、どうしたら良くなるんだろう?どうしたらいいの?と落胆をしました。[/chat]
自分が中学生だった時を思い出すと、テストの点数・偏差値・授業態度が良くても、遅刻をしたり忘れ物が多く、先生との関係性が良くないと内申を低く付けられ、持ち偏差値帯の学校に行けないという事を体験しました。担任の先生からの評価が大事だとつくづく思い知らされました。
低学年からずっと考えは変わることなく小学三年生から中学受験塾に入りました。
低学年の時期のことは次の記事に詳しく書きたいと思います!